奈良記念2019終了〜近畿の思いを乗せて村上弟の意地〜
奈良記念2019終了
S級S班村上博幸の優勝で幕を閉じた今年の奈良記念
振り返ってみると、
地元のエース三谷兄弟の欠場。
三谷の長兄、三谷政史の予選敗退&二度の落車。
奈良勢全滅。
前年の感動的な結末と比べると寂しい記念になってしまうのではないかと思ったファンも少なくないだろう。
だが、そんな心配は無用だった。
輪界を代表する兄弟、京都の村上兄弟の弟
村上博幸が奈良記念を制した。
近畿の意地、今開催唯一のS級S班の意地が彼を後ろから後押ししたと思わざるを得ない決勝の走りだった。
レースは後ろ攻めから、ほぼ先行1車のような北日本勢4車が早めに抑えに来た。
あの展開で一度引いてしまってから巻き返しにいくのは厳しいだろう。
原田研太朗もすぐには引かなかった。
そこで、北の先頭、新山響平の後ろを鬼のような目で狙っていたのは村上博幸。
何としても優勝をという気合が伝わってくるような番手戦だった。
新山の後ろ、山崎芳仁は正直、横の動きが得意ではない。
いや、出来ないと言った方が適切かもしれない。
いとも簡単に番手を奪い取ったように見えた。
そこからはみるみるうちに2人旅。
後ろとの差がどんどん広がっていった。
あとは抜くだけ。
奈良競輪開設68周年記念
春日賞争覇戦
優勝は京都の村上博幸。
やはり奈良記念はこうでなくちゃ!
これぞ競輪!
個人的まとめ
昨日載せた決勝予想は、新山が後ろ攻めになった段階で違うものとなってしまった。
あとは新山の番手を誰が取り切るかの勝負になっていた。
狙い目も新山をガン切りしていた。
しかし、頭は的中だ。
これで十分。
車券は外れても勝負には勝った。
そう自分に言い聞かせるしかない。
↑昨日の記事の最後の言葉です(せめてもの自慢)